MainWaveform
このページでは、MainWaveform について説明します。
概要
[MainWaveform] は、制御・計測を行った電気信号を波形で表示を行うフォームです。
テスト実行中はリアルタイムに描画が更新され、取得から一定期間の波形を確認できます。 テスト終了後は制御・計測を行った全ての波形を確認できます。
MainWaveform の見方
[MainWaveform] には、チャンネルごとに波形が表示されます。
この 1 チャンネル分の波形を行う領域を ”トラック” と呼びます。
使用する拡張 I/F ボードの種類によって表示トラックが自動で配置されます。
縦軸が各トラックの値を表し、横軸は時間を表します。
[MainWaveform] 左部には、トラックラベル及び現在値ラベルが表示されます。
- トラックラベル
- ボード種類、ボード番号、チャンネル番号が表示されます。
- 現在値ラベル
- テスト実行中は、制御・計測レポートの最新値が表示されます。
- テスト終了後のレポート表示中は、カーソル位置のレポート値が表示されます。
MainWaveform の操作
スクロール
[MainWaveform] の縦軸は各トラックの値を表し、横軸は時間を表します。
各トラック内の値は拡張 I/F ボードの種類に応じて変化します。
トラックの縦軸のサイズは固定です。複数トラックが表示される場合は、縦方向にスクロールで表示できます。
Note
テスト実行中は描画の更新毎に自動でスクロールが行われ、横軸方向にスクロールを行うことはできません。 一度、表示範囲外になった波形はテスト終了まで再度表示できません。
カーソル位置表示
[MainWaveform] にマウスカーソルを重ねると、マウスカーソルの位置に縦線が表示されます。
カーソル位置のタイムスタンプが表示されます。
カーソル位置は現在値ラベル表示、拡大縮小時の基準となります。
拡大・縮小
タイムスケール表示の左部にあるボタン、または Ctrl キーを押しながらマウスホイールを操作することで、横軸方向に拡大・縮小を行うことができます。
ボタンから拡大・縮小時、画面内にカーソル (赤い縦線) が存在しない場合、画面中央を基準に拡大・縮小されます。
拡大倍率は [MainWaveform] 右上に表示されています。
表示されている時間単位が、破線間の時間間隔になります。
拡大・縮小の倍率はアプリケーション起動中は維持されます。
Note
テスト実行中に拡大・縮小を行った場合、拡大・縮小以前の表示はリセットされます。 取得されるレポートに影響はありません。
他ペインとの時刻同期
[MainWaveform] 内の任意の位置をダブルクリックすることで、他のペイン上の同一時刻のデータが同期して表示されます。
詳細は、ペインの時刻同期について を参照してください。
拡張 I/F ボードのトラック表示
ロジック入出力 (RPi-GP10/CPI-DIO-0808L)
ロジック入出力では制御・計測した結果が、”Hi/Lo” の 2 値で表示されます。
アナログ入出力 (CPI-AI-1208LI/AM-AO)
アナログ入出力では、縦軸が制御・計測した電圧値 (mV) を表し、ステップ型の折れ線で表示されます。
縦軸の範囲は制御・計測のレンジの最大・最小に設定されます。
パルス入出力 (AM-PIO)
パルス入出力では、縦軸が制御・計測したパルスの周波数 (Hz)/Duty(%) を表します。ステップ型の折れ線で表示されます。周波数 / Duty はそれぞれ別トラックに表示されます。
周波数は記録された最大・最小値に応じて、自動的に表示範囲が調整されます。
Duty は 0 ~ 100 % の範囲で表示されます。
Note
Duty は “Hi” 区間の比率です。 “30 %” と表示された際の計測値は Hi:30 %/Lo:70 % になります。
リレー制御 (CPI-RRY-16)
リレー制御では制御した結果が、”ON/OFF” の 2 値で表示されます。
- ON : 導通
- OFF : 切断