メッセージフィルタ設定ダイアログ
このページでは、[メッセージフィルタ設定] ダイアログについて説明します。
① HW 識別名
フィルタ設定の対象 HW 識別名が表示されます。
②フィルタ種別指定
パスフィルタかストップフィルタを設定します。
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パスフィルタ
- 有効に設定した ID を持つメッセージのみをログに保存します。
- 例えば、パスフィルタで ID:0x100 のみを登録しテストを開始した場合、ID:0x100 のメッセージを受信した時に CAN ペインに表示されます。ID:0x100 以外のメッセージは受信したとしても CAN ペインに表示されません。
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ストップフィルタ
- 有効に設定した ID を持つメッセージ以外をログに保存します。
- 例えば、パスフィルタで ID:0x100 のみを登録しテストを開始した場合、ID:0x100 のメッセージは受信したとしても CAN ペインに表示されません。ID:0x100 以外のメッセージを受信した場合 CAN ペインに表示されます。
③ DBC 定義部
CAN 通信設定で指定した DBC ファイルを読み込み表示します。それぞれのメッセージに対し、フィルタの有効/無効を指定できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 有効 | フィルタするメッセージの有効 / 無効を指定します。ヘッダーのチェックボックスで一括で有効/無効の変更が行えます。 |
| メッセージ名 | DBC ファイルに定義されているメッセージ名が表示されます。 |
| ID | DBC ファイルに定義されているメッセージの ID が表示されます。 |
| ch | DBC ファイルを登録しているチャンネルが表示されます。 |
Warning
DBC 定義部の有効 / 無効の設定は、DBC ファイルが修正または変更された場合、メッセージ ID が一致するメッセージのみ引き継がれます。
④ユーザー定義部
フィルタ対象とするメッセージを定義します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 有効 | フィルタするメッセージの有効 / 無効を指定します。ヘッダーのチェックボックスで一括で有効 / 無効の変更が行えます。 |
| ID | 送信するメッセージの ID 部分を設定します。先頭に “0x” がない場合は自動で補完されます。 ● CAN 設定で ID が 11 bit 指定の場合、0x0~0x7FF の範囲で 0~9 , A~F の 16 進数で入力してください。3 文字以下の場合、0 で補完されます。 ● CAN 設定で ID に 29 bit を含むチャンネルを指定した場合、0x0~0x1FFFFFFF の範囲で 0~9 , A~F の 16 進数で入力してください。8 文字以下の場合、0 で補完されます。 |
| ch | フィルタ対象のチャンネルを選択します |
行の追加・削除
リスト内を右クリックすることで、[行の追加] や [行の削除] が行えます。
[行の追加] を選択した場合、選択行の上に新規行が挿入されます。
[行の削除] を選択した場合、選択行が削除されます。
Note
フィルタ状態はプロジェクトごとに保存されます。