パラメータリファレンス
このページではテストステップに設定できるパラメータについて説明します。
値の種類
セルに入力可能な値の種類をは以下の通りです。
以下の例では、太字 がキーワードです。
シグナル
“Hi/Lo” の 2 値を表す型です。”H” または “L” を入力します。
スイッチ
“ON/OFF” の 2 値を表す型です。”ON” または “OFF” を入力します。
数値
一般的な数字です。整数または実数で指定できます。
遷移式
制御パラメータにおいて、電圧を徐々に上昇させるなど、時間とともに変化する値を作り出す式です。値を変化させる場合、テストステップの [Time] 列の設定は必須となります。
次の書式で指定します。
- 開始値 to 終了値
- テストステップの [Time] で指定された時間をかけて、値を開始値から終了値まで線形的に変化させます。
- 開始値 to 終了値 step 増分値
- テストステップの [Time] で指定された時間をかけて、値を開始値から終了値まで、[増分値] ずつ変化させます。最終的には終了値の値になります。
- 例えば「1 to 6 step 2」を 70 ミリ秒かけて変化させる場合、次のような波形を生成します。
範囲評価式
検証パラメータにおいて、特定の範囲 (上限、下限に収まっているか) を検証するために使う式です。
次の書式で指定します。
- 最小値 to 最大値
- 値が [最小値] 以上、[最大値] 以下であるかをチェックします。
シリアルデータ
シリアルデータの表現で使う値です。
- 先頭と終端に "(ダブルクォーテーション) がある場合、文字列データを表します。日本語などの ASCII 以外の文字は UTF-8 の byte 列として解釈されます。
- 例 : ”Hello, World!”
- " が無い場合、バイナリデータを表します。16 進数と byte 単位のスペース区切りで表します。
- 例 : 01 0F B2 57 5C 81 04 FA 2D
CAN メッセージ名
CAN メッセージのメッセージ定義を参照する場合に使う値です。
- 先頭と終端に "(ダブルクォーテーション) を付けて記載します。
- 例 : ”InitTest”
CAN メッセージ ID
CAN メッセージのメッセージ ID の表現に使う値です。
- 16 進数の数値で記載します。スペースなどの空欄は記載できません。
- 例 : 1AA
CAN メッセージデータ
CAN メッセージのメッセージデータの表現に使う値です。
- 16 進数の数値と byte 単位のスペース区切りで表します。空欄の場合は 0 byte のデータとして扱います。
- 例 : 01 FF B2 64 5C
RPi-GP10
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Signal | シグナル |
| 検証 | Signal | シグナル |
CPI-DIO-0808L
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Signal | シグナル |
| 検証 | Signal | シグナル |
CPI-AI-1208LI
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | - | - |
| 検証 | Voltage [mV] | 数値または範囲評価式 |
AM-AO
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Voltage [mV] | 数値または遷移式 |
| 検証 | - | - |
AM-PIO
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Freq [Hz] | 数値または遷移式 |
| 制御 | Duty [%] | 数値または遷移式 |
| 検証 | Freq [Hz] | 数値または範囲評価式 |
| 検証 | Duty [%] | 数値または範囲評価式 |
CPI-RRY-16
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Switch | スイッチ |
| 検証 | - | - |
Serial
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | Bytes | String | シリアルデータ |
| 検証 | Bytes | String | シリアルデータ |
※制御の場合、送信パケットサイズ以下で指定してください。
※検証の場合、受信パケットサイズと同じサイズのデータを指定してください。
CAN
| セクション | パラメータ種類 | 使用可能な値 |
|---|---|---|
| 制御 | ID | String | CAN メッセージ ID または CAN メッセージ名 |
| 制御 | Bytes | CAN メッセージデータ |
| 検証 | ID | CAN メッセージ ID |
| 検証 | Bytes | CAN メッセージデータ |