テストシナリオファイル
このページではテストシナリオファイルの全体構造や各部分の名称について説明します。
テストシナリオシート
1 つのブックファイルには、複数のテストシナリオシートを含めることができます。
- ① : キーワード
- ② : テストケーステーブル
A1 セルに “AUTOmeal Test Sheet” というキーワードが書かれたシートは、ScriptGenerator の解析対象となります。
シートの中には、「テストケーステーブル」と呼ばれる、テストの実行順序及びパラメータを記載したテーブルを、縦に並べて書くことができます。
テストケーステーブル
テストケーステーブルは、テストの実行順序と、実行に必要なパラメータを記載する領域です。
- ① : テストケース定義セクション
- テストケースの種類と名前、テストケースのフローを表す「テストステップ」を記述します。
- ② : 制御パラメータセクション
- 拡張 I/F ボードの制御を行うテストステップに必要な、各 CH の入力値を設定します。
- ③ : 検証パラメータセクション
- 拡張 I/F ボードの検証を行うテストステップに必要な、各 CH の期待値を設定します。
注意
テストケースの名前は、同一シート内で一意である必要があります。
注意
ScriptGenerator は B 列の情報をもとにテストケーステーブルを解析します。 テストケース間の余白の B 列には値を入力してはなりません。それ以外の余白には、自由にメモ書きを追加したり、空行を増やすことができます。
スキーマ
テストステップの各セルが、どのような意味を持つのかを示すヘッダ部分のことを「スキーマ」と呼びます。
- ① : テストステップスキーマ
- テストステップの基本情報に関するスキーマです。
- ② : ボードスキーマ
- プロジェクトで設定されている各ボードに基づくスキーマです。
スキーマは、テストシナリオファイルを新規作成したときのプロジェクトファイルを基に自動生成されます。
禁止
🚫 スキーマは手動で変更しないでください。
テストケースの種類・テストケース名
テストケーステーブルごとに、テストケースの種類とテストケース名を設定します。
テストケースの種類はドロップダウンから変更します。
種類によってテストケースの取り扱いが変わります。
-
① : TestCase
- テストケースはスクリプトとして出力されます。
- テストケース名に制限はありません。
- テストケース名はシート内で一意である必要があります。
-
② : SubTestCase
- テストケースはスクリプトとして出力されず、「呼出」命令を使用して呼び出されるサブテストケースとして扱われます。
- テストケース名に使用できる文字に以下の制限があります。
- 大文字小文字のアルファベットと数字、アンダースコアが使用可能
- 一文字目に数字は使用不可
- 最大文字数は 256 文字
- テストケース名はブック内で一意である必要があります。
テストステップリスト
テストケーステーブルには、テストケースの個々の実行手順である「テストステップ」を任意の数だけ記述することができます。
テストステップは行を挿入することで自由に増やすことができます。
Note
テストステップ 1 行内に書かれた制御パラメータは、TestUnit の状態によって並列的に出力される場合があります。必ず左から右の順番に出力されるわけではない点に注意してください。パラメータの出力順を制御したい場合、テストステップを複数に分ける必要があります。
テストステップパラメータ
テストステップの左側の欄は、そのステップでどんな命令を実行するか等、テストステップの共通情報を設定します。
ボードパラメータ
テストステップの命令に応じて拡張 I/F ボードに情報を設定したり読み取ったりする情報を設定できます。
特に [制御] 列のことを「制御パラメータ」、[検証] 列のことを「検証パラメータ」と呼ぶことがあります。