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設定ファイルについて

このページでは、TestRunner が取り扱う設定ファイルについて説明します。

概要

TestRunner の各種設定は、下記のファイルに保存・参照されます。

それぞれのファイルが適切に管理されていない場合、正常に動作しない可能性があります。

  • プロジェクトファイル (.amprj)
  • ユーザ設定ファイル (.json)
  • コマンド定義ファイル (.csv)
  • メッセージ定義ファイル (.csv)
  • 定期送信メッセージ定義ファイル (.csv)

プロジェクトファイル

プロジェクトファイルは、使用する TestUnit の設定等が含まれるメインとなる設定ファイルです。

テストを実行するには必ずプロジェクトファイルを読み込む必要があります。

[プロジェクトの新規作成] から任意のパスに作成できます。

また、ファイル名も一部記号を除き任意に指定できます。

禁止

🚫 ファイル名の変更やテキストエディタ等での直接編集は行わないでください。

ユーザ設定ファイル

ユーザ設定ファイルには PC 環境等、使用するユーザ毎に異なる設定が含まれます。

ユーザ設定ファイルはプロジェクトファイル作成時に自動的に作成されます。

Note

すでにプロジェクトが存在するディレクトリで作成する場合、一部の設定が共有されるため別フォルダに作成してください。

禁止

🚫 ファイル名の変更やテキストエディタ等での直接編集は行わないでください。

コマンド定義ファイル

シリアル送信パネルで定義したパケットデータが保存されます。

パケットデータは、プロジェクトで設定されたポートごとに保存されます。

Note

コマンド定義ファイルはシリアル通信設定ダイアログで設定したファイルに保存されます。
詳しくはシリアル通信設定ダイアログを参照してください。

コマンド定義ファイルはテキストエディタ等で直接編集が可能です。

直接編集する場合は下記フォーマットに従って編集してください。

  • (赤枠) 一行目はヘッダになります。
    一行一列目はコマンド定義ファイルかどうかを識別するために使用します。変更しないでください。
    一行一列目を除くヘッダ行は GUI には反映されません。任意の文字を入力できます。
  • (青枠) コマンド名を任意で入力します。,(カンマ) や ”(ダブルクォーテーション) を含まない任意の文字列を指定できます。
  • (緑枠) 1 要素に 1 byte 分のデータを定義します。”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
  • テキストで編集する場合、要素間は “,”(カンマ) で区切ります。
  • 文字コードは UTF-8 で保存してください。

注意

コマンド定義ファイルは <プロジェクトルート>\Settings 直下に配置してください。

メッセージ定義ファイル

CAN 手動送信パネルで定義したメッセージが保存されます。

メッセージは、プロジェクトで設定されたデバイスごとに保存されます。

Note

CAN 手動送信パネルで定義したメッセージは `<プロジェクトルート>\Settings\CanMessage_X.csv (X は CAN 通信設定の識別名) に保存されます。

メッセージ定義ファイルはテキストエディタ等で直接編集が可能です。

直接編集する場合は下記フォーマットに従って編集してください。

  • (赤枠) 一行目はヘッダになります。任意の文字列を入力できます。
  • (青枠) メッセージ名を任意で入力します。,(カンマ) や ”(ダブルクォーテーション) を含まない任意の文字列を指定できます。
  • (黄枠) メッセージの ID を定義します。
    • 11 bit ID の場合、0x0 ~ 0x7FF の範囲で”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
    • 29 bit ID の場合、0x0 ~ 0x1FFFFFFF の範囲で”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
  • (緑枠) 1 要素に 1 byte 分のデータを定義します。”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
  • テキストで編集する場合、要素間は “,”(カンマ) で区切ります。
  • 文字コードは UTF-8 で保存してください。

禁止

🚫 ファイル名は変更しないでください。 また、必ず <プロジェクトルート>\Settings 直下に配置してください。

定期送信メッセージ定義ファイル

CAN 定期送信パネルで定義したメッセージが保存されます。

メッセージは、プロジェクトで設定されたデバイスごとに保存されます。

Note

CAN 定期送信パネルで定義したメッセージは `<プロジェクトルート>\Settings\CanPeriodicMessage_X.csv (X は CAN 通信設定の識別名) に保存されます。

定期送信メッセージ定義ファイルはテキストエディタ等で直接編集が可能です。

直接編集する場合は下記フォーマットに従って編集してください。

  • (赤枠) 一行目はヘッダになります。任意の文字列を入力できます。
  • (黒枠) 定期送信の開始・停止を記載します。"Stop" または "Start" で入力してください。
  • (黄緑枠) 定期送信の周期を ms 単位で指定します。10~1000 で入力してください。
  • (紫枠) 定期送信するチャンネルを指定します。1 か 2 で入力してください。
  • (青枠) メッセージ名を任意で入力します。,(カンマ) や ”(ダブルクォーテーション) を含まない任意の文字列を指定できます。
  • (黄枠) メッセージの ID を定義します。
    • 11 bit ID の場合、0x0 ~ 0x7FF の範囲で”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
    • 29 bit ID の場合、0x0 ~ 0x1FFFFFFF の範囲で”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
  • (緑枠) 1 要素に 1 byte 分のデータを定義します。”0~9”, ”a~f” の 16 進表記で入力してください。
  • テキストで編集する場合、要素間は “,”(カンマ) で区切ります。
  • 文字コードは UTF-8 で保存してください。

禁止

🚫 ファイル名は変更しないでください。 また、必ず <プロジェクトルート>\Settings 直下に配置してください。